荷油タンクの洗浄作業完了後、タンク底部より残油をストリッピングする為の規則として、IMO MARPOL 73/78決議 A.446 (XI) 4.4.4.には『貨物タンク底部がドライである事を有効に確認する為の他の承認された装置が設置されていない場合、貨物タンクの最後部及び他の適当な3箇所に手動測深の為の適切な設備を設けなければならない。』と記されております。

タンク底部のドライ検知（ハンドディッピング）を最も容易に、簡単に、そして手動にて行う方法として、MMC MODEL. "D'CHK-FW" は、ドライ検知スケール〔目盛付棒〕が取り付けられた、ステンレス製のワイヤーを手滑りによりタンク底部に到達する迄降下させ、残油の付着状態によりレベルを読取る事が出来ます。

又、この装置は、リールとガスシールアタッチメントにより構成されており、タンカー船の甲板上に設備されたMMCのベーパーロック弁〔タンク底部ドライ検知用開口端 又は アレージ／荷油サンプリング用測深管開口端〕に装着する事により、静電気の帯電防止の為に接地（アース）出来、且つ、タンク内の危険なガスを漏らす事無くハンドディッピング作業が出来ます。