海洋汚染防止条約〔IMO MARPOL 1973/78〕の付属書 I の第13B(3)〔原油洗浄〕及び決議A.446(XI)〔原油洗浄システムの設計、操作及び監督の為の仕様書〕6.6(b)項〔イナートガスの使用及び管理〕にて原油洗浄中、タンク内のイナートガスの圧力が正でなくなった時には満足すべき状態に復帰するまで洗浄を中止しなければならないと記述されております。

この要求に対するC.O.W.の操作は、ポータブル式のガス圧計を各タンク上に設備された測深管開口端に簡易的に装着し、ガス圧を監視する事により判断が出来ます。

MMC携帯式イナートガス圧計MODEL. "GVP-75"はガスシールが出来るアタッチメントにガス圧が計測できる微圧計が取り付けられ、タンカー甲板上に装備されたMMC測深管開口端遮断装置(VAPOR LOCKS) に装着して使用できる構造になっております。

微圧計には急激な圧力変化を制御するねじ式のオリフィスが内蔵されております。 又、イナートガス中の埃や塵より保護する為、ガス圧の入口にはメッシュフィルターが取り付けられております。
計測範囲は、-10kPa ~+30kPaとなっております。
注意事項:
このガス圧計はタンクに封入されたイナートガス圧を甲板上より簡易に計測する為に開発された持ち運び式の圧力計でありますが、微圧計ですので取り扱いにはご注意下さい。
又、この圧力計は簡易的に使用する目的で開発されたものであり、防水性及び耐久性の点で甲板上に長期間取付放置出来るような構造にはなっておりません。故に、使用後は取り外して保管される事をお勧め致します。