液体の検知に超音波(ウルトラソニック)の原理を採用したセンサーを使用しております。
ソニックセンサーは、浮き子(フロート)式や静電容量(キャパシタンス)式のセンサーの様に、液体の比重や、センサーに付着した液体により応答速度(計測精度)に影響されることがなく、タンク内の液体のレベルを実測する装置として非常に有効であります。
装置は、密閉〔GAS-TIGHT〕又は制限〔RESTRICTED〕構造になっており、タンカー甲板上に装備されたVAPOR LOCKS(測深管開口端弁)に装着して使用する事により、タンク内より危険なガスを漏らす事無く、且つ、静電気帯電防止の接地(アース)をして、安全な計測作業が出来ます。

[制限形計測装置の意 - 参考 - THE U.S.C.G. REPORTED THAT "THE COAST GUARD MARINE SAFETY CENTER (MSC) CONCERNING USE OF A RESTRICTED DEVICE (A DEVICE WHICH PERMITS ONLY A SMALL QUANTITY OF CARGO VAPORS TO ENTER THE ATMOSPHERE) CAN BE USED TO COMPLY WITH 45 CFR PART 39.30-1(i)."
危険な引火性雰囲気に於いて使用出来る本質安全防爆認定の計測装置であり、Ex ia IIB T4の等級にて使用出来ます。
海洋汚染防止条約 〔MARPOL 1973/78 ANNEX 1 第15規則(3)(b)〕により、"MMC"のポータブル式タンク計測巻尺装置 「ソニックテープ」 MODEL. D-2401-2型は、油水境界面検出器として海洋環境保護委員会が規定した仕様書MEPC.5(XIII)に基づき主官庁により検査され、型式承認が与えられると共にIMO加盟国に回章する為の機関に報告されております。
センサーを任意のレベルで固定させることにより、積荷時のレベルアラーム装置として使用できます。(甲板上に於ける可聴範囲は、周囲の環境条件により異なりますので、使用者側の管理のもとに使用されるものとします。)
目盛尺に付着した汚れは、計測後テープを巻き上げる時に拭い取れる様、テープワイパーが標準装備されております。